競売に参加してみた
4月7日
さいたま地方裁判所が運営している不動産競売物件情報サイト通称BITにて良さそうな物件を発見
BITで無料ダウンロードできる3点セット(物件明細書,現況調査報告書及び評価書等)を隈なく目を通す。
住所からGooglemapのストリートビューで物件を見つける、しっかりした作りのように見える。
現地に行く。外観を眺める、表札を確認、近所の状況、最寄り駅のアクセスの確認。
近場のスーパーの確認。人が住んでいるか。
大宮のさいたま地方裁判所に行く。D館の2階に上がると執行官室と閲覧室がある。嘱託のお爺さん達が机に向かって何か作業をしている。ときおり外部のお客さんから電話で3点セットのコピーをFAXか郵送で送る業務している。
お目当て3点セットを確認、BITとの違いは債権者等の個人情報が塗りつぶされていないのと、物件の写真が明瞭で見やすい。
債権者の名前をネットで検索して反社または犯罪者ではないか念のため確認。
建物内外の写真もBITより綺麗に見れるのでより詳しく物件の情報が確認出来た。
コピー機で3点セットをプリントできるがかなり割高な値段設定であるためスマホで十分である
競売の書籍を読んだりネットの情報を集める。
★競売のデメリット
・購入するまで内見できないので柱の腐りやシロアリの確認が出来ない。
・購入することで所有権が得られるが債務者が住んでる場合、立ち退き交渉を自分でしないといけない。裁判所の強制引き渡しの制度があるが執行官の依頼料、引越し業者の荷運び・保管料を買受人こと自分が実質負担する。
・今は少なくなったと思うが福本先生の漫画「無頼伝 涯」の主人公が居座っている可能性がある。鏡の自分より早いパンチを避けられますか?
・3点セットが作成されてから入札まで6ヶ月かかるのでその間に物件の状況が変わっている可能性がある。新たに第三者の賃借人がいたり、債権者が物件を破壊する(トイレ風呂の破壊、壁に火をつける)
・賃借人がいる場合、その契約を引き継ぐ可能性がある。自分で住めなくなる。
★競売のメリット
・競売はオークションなので安く入手できる可能性がある。
・通常の不動産サイトには載らない掘り出し物の物件が出てくる(立体駐輪場など)
・登記などは裁判所が行うので通常の不動産屋の仲介手数料が発生しない。
入札をすることを決意する。執行官室で入札書、振込依頼書、入金証明書、封筒を頂く。住民票も必要なので市役所で200円で購入。買受可能価額の20%を保証金として裁判所の口座に振り込む。ATMから1日に50万以上お金を下ろせなくて、次の日に持ち越し。入札日はもっと先だったのでその日まで持ち越し。
振込手数料500円を払い、振り込み完了。入金証明書に貼り付け完成。入札書に記入し封筒に入札書だけを入れて封をし、入金証明書と住民票を執行官室の受付に渡し、確認後、入札書を入札箱に投函。入札日まで待つ。
5月18日 開札結果
落選しました!!!
入札者は個人。ライバルは5名いました。最低入札より200万程高かったです 。出せません。
入札するまでは色々とDIYの妄想とか出来て楽しかったです。諸経費700円と費やした時間プライスレス。貴重な経験となりました。おしまい。
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